山の自主トレ

中国地方を中心に山、沢、海で自主トレしながらアウトドアライフを楽しむ記録

大山・弥山尾根西稜

メンバー:dai、fimi

また大山の北壁。今回は師匠が仕事で来れなかったので、悪友と2人での登攀となった。

今回の軌跡

今回も金曜の夜に移動。少し前までの天気予報では晴れると認識していたが、眠気の中、車外から雨が降っている音が聞こえた。

登山届を提出

5:00起床、6:20大山駐車場を出発、雨は雪に変わっていた。

元谷からは真っ白

7:20元谷に着く...真っ白。とりあえず西稜の取り付きまで行って判断しようということになった。

視界は5~10m

取り付きに登ってみると、なんとか尾根の形状は確認できそうだし、所々トレースも残っているし、進むことにした。

こんな感じ、眺望はゼロ

下部の方が傾斜があったと記憶しているので、念のためロープを出して4ピッチほど登ったが、上部は傾斜も緩く実力的にも落ちることはないと判断してロープは締まって進む。さすがに早く進める(嬉)。

西稜ははじめてのfumi

ガスガスの中を慎重にルーファイしながら登っていく。今シーズンから雪山登攀を本格的にはじめたfumiもだいぶルーファイができるようになってきた。

登山道に合流~

10:30あっという間に登山道に合流。稜線付近は風が酷い。

記念写真を撮ってもらう

記念写真を撮ってもらい、さっさと下山する。風が強くてサングラスも役に立たないので、熱線付きゴーグルをもっているfumiが先頭になりホワイトアウトの中を下山する。あ~、顔が痛い。またシミが増えるかも。

北壁はまだガスの中

11:40元谷に到着、6合目からはアイゼン無しの方が早く下れるな。下山後のラーメンを食べる頃には下界は雨になってきた。こんなコンディションでも登れてラッキーだった。

大山・滝沢リッジ

メンバー:dai、shikaou、fumi

先週に続き大山の北壁。天候は曇り予報であまり期待していなかったが、まさかのピ~カン。なかなかの登攀日和だった。

今回の軌跡

今回も金曜の夜に移動、大山山麓でテントを張る。小宴会をして今回は早々と就寝。今回は早めの出発を目指す。

今回はちゃんと起きたぜ。

5:00起床、6:00には大山駐車場を出発、でもあまり記憶が無い。。。

滝沢リッジに取り付く

7:30滝沢リッジに取り付く。初っ端からかなりの傾斜。

核心の3ピッチ目

核心は3ピッチ目、shikaouがリードで進む。支点がとれないので怖い。

快適な雪稜

核心以外、所々ブッシュはあるが快適な雪稜が続く。青空も見えだした。

最高の天気に恵まれた最終ピッチ

あっと言う間に最終ピッチ。最高の天気の中、縦走路を目指す。

縦走路へ合流

10:50縦走路へ合流。剣ヶ峰へ縦走するが、雪が少なくて馬の背の手前がかなり緊張した。

トラバース地点、雪が少ない

心許ない足元にアイゼンを掛けてトラバースする。ここが一番緊張した。

山頂1,729mに到着

11:30剣ヶ峰の頂上に到着。周りは雲海で山頂だけがピ~カンな感じ。

しばし休憩して下山する。天狗ヶ峰から宝珠尾根へ下るあたりからガスが出だした。

滝沢リッジを眺めながら下山

青空は見えなくなったが、今回登った尾根を見ながら充実感に満たされた下山となった。今回はダメもとで行ってみたが、終わってみれば最高の山行だった。

大山・弥山尾根東稜

メンバー:dai、shikaou、fumi

暖冬な感じの今シーズン。やっと大山に積雪もあり「なんとなく青空かも・・・」、ということで弥山尾根東稜に行くことに。

今回の軌跡

金曜日の夜に広島を出発、その日のうちに大山山麓まで到達。テントを張ろうとしたがテントポールを忘れ、即座に車中泊に切り替える。久々の泊り山行ということもあり仕方なし、と思いつつも反省(ToT)/~~~。

久々に集合~

懸賞みたいなゲームでもらった缶酒と共に小宴会を楽しむ。

翌朝、飲み過ぎであまり覚えていないが、7:30頃に県営大山駐車場を出発し、元谷を経由して弥山尾根東稜の取り付きを目指す。西稜のパーティが先行しているが、東稜は誰も行ってない感じ。

東稜取り付きへのトラバース、ここからラッセル地獄

9:30東稜取り付きへ慎重にトラバースし、ノーザイルで取り付く。

初っ端から結構な高度感、最初だけ景色が見える

高度感が出てくるあたりでロープを出してコンテで登る。まだブッシュが多く、所々木登りが混じる。

安定の木登り

予想に反してガスガスになって、回りの景色が見えなくなっした頃に核心ピッチ。おそらくあそこを登る...とshikaouが核心ピッチへ取り付く、相変わらず強いΣ(゚Д゚)。

核心ピッチ

核心ピッチを抜けても周囲はホワイトアウト状態となり、慎重にルーファイしながら高度を上げていく。

近くに行かないとルートがよくわからんのよね~

14:25なんとなく見覚えのあるナイフリッジを超えて、ガスガスの登山道へ合流。結構ヘロヘロ~。

必死に画角に入るfumi

山頂で記念をして即下山。今シーズン初の雪山にしては、なかなかの山行だった。

山頂碑、周りは何も見えません!

今回は降雪のあった翌日に登ったが、全体的にはまだ積雪量は多くなく、ラッセルはあるしブッシュは多いし、以前登った残雪期に比べると難易度が高かった。やはり東稜はムズい!

山口市の里山 アイゼントレ2024

メンバー:dai、jeni

今週は当番なので携帯の繋がる圏内が必須。暖冬だが、そろそろ雪山にも行ってみたく裏山でアイゼントレーニング。

アイゼントレ2024

13:00あれこれ家の片づけをしてから、裏山へ出発。

とりあえず像頭山へ。山口駅付近がよく見える。

晴天だが風は強い。釣りは無理そうだな・・・。

アイゼン装着、長者山~東山~三才山を目指す。

たまにはぺツルのリンクスでも履いてみるか

誰にも会わないだろうとタカをくくっていたが、まさかの人間遭遇Σ(゚Д゚)。こんな里山でアイゼンを履いているのはちょっとマヌケ。

三才山からは未踏峰の氷上山にピストン、山口の大内の町並みが良く見える。

山口市大内の眺望

三才山へ戻って、周慶寺山へ向かう。シダの樹林帯でラッセルの練習もしてみる。

シダを相手にラッセル・・・アホだ・・・

16:00周慶寺山で本日4基目の反射板に出会う。反射板の多いルートだ。

立派な反射板

周慶寺山の三等三角点を踏み、上山口駅方面に向かう。

靴が柔らくて足首にアイゼンの紐が食い込むが、我慢して5kmの山行を終了~。雪山の準備完了!

今回の軌跡

 

花尾山

メンバー:dai、jeni

北岳バットレス以降、秋は仕事に追われ、12月に入ってからは原因不明の腰痛に襲われ、久々のリハビリ登山。以前から気になっていた長門市の花尾山669m。

花尾山への軌跡

山頂は360度開けており、祠が2つある珍しい山である。地元の方の地図を頼りに本谷ルート~山頂~鈩ルートで周回する。

わかりやすいルート図

本谷ルートも鈩ルートも沢沿いを通るようなルートで珍しい。落ちたら水没ですね、慎重に登りました。

危険個所にはロープ有り

山頂で久々にカップラーメンを食し、約8km、4時間の山行でした。

山頂でスパイダ~麺!

下山後は日本海へアジを釣りに行ってみる。10日分はあるだろうと予想されるタンパク源をゲット。

久々の獲物

年度末まで忙しいかもしれないが、チャンスがあれば厳冬期の百名山を狙ってみたい。本年も宜しく!

北岳バットレス 3days

メンバ―:dai、fumi、かち子、jeni、IS

 

北岳の歩き、北岳バットレスに行こうという話になり、2023年9月の三連休に北岳を狙った。秋雨前線の影響か直前まで天候がコロコロと変わり、どうするか悩んだがテントの予約締切時の天気がボチボチ良かったので、決行の判断とした。

北岳山行の全体記録

(9月15日)

16:00に山口班出発、広島市福山市でメンバーをピックし、甲府駅へ最後のメンバーを拾いに高速道路を走る。途中、関西地域の夜間一斉工事にぶち当たり、東大阪市あたりへの迂回を強いられ1時間のロス。夜間通行止めも調べておく必要があると痛感。

(9月16日)

4:20最後のメンバーISを甲府駅でピックし、芦安を目指す。目の前を走っているのは始発の広河原行のバスっぽく、時間ロスの影響で始発のバスは諦める。

5:40芦安へ到着し準備をしていると交通整理の方が「乗り合いタクシーが6時半に下りてくるよ」と情報をくれた。ちょうどいいタイミングなので乗り合いタクシーを利用することにした。

準備中~、一番重いザックは25kg

6:30芦安発、7:20広河原着。いざ、白根御池小屋へ向けて出発しましょう~。

最初は元気ですね~

大樺沢沿いは通行止めなので、白根御池小屋への直登ルートを登る。初めて歩いたが、これがなかなかの急登で重い荷物が堪える。

急登を終えて10度、20度、30度!

2時間半で小屋まで行けると思っていたがまさかの急登だけで3時間。11:00に白根御池小屋へ到着し、ベースキャンプを作る。

今回のベースキャンプ、テント二張り

テント設営後、歩き組は草すべりを通って北岳肩ノ小屋へ登って行った。登攀組もBガリー取付きを確認しにB沢へ向かう。

バットレス沢(B沢)の登り

B沢の入口のボルダー岩を確認し、沢へ入っていく。登山道と踏み跡の位置も確認し、沢への最短の入り方を頭へ入れておく。

Bガリー大滝の取付き

13:40、Bガリー大滝の取付きに到着する。小屋からの時間は1時間40分、早朝は余裕をみて2時間かかることにして下見を終える。ロープやギヤ類は重いのでデポしてテン場へ帰る。

16:00、軽く飲んで明日の打合せ、念願のカレーを作ってさっさと就寝。あまり距離は歩いていないが、久々に荷物を持って急坂を上ったせいか結構疲れた。あっと言う間に寝落ちる。

(9月17日)

1:20起床、ラーメンを作って食し出発に備える。途中で行動食を取ることが出来ない可能性が高いので、食える時に食っておく。

星が良く見える!晴れてる!

2:25、暗い中テン場を出発。こんなに早く出発した事は無いな~(笑)。星が見えているので予報通り今日の午前中は晴れるだろう。

4:00、Bガリー大滝取り付きに到着。途中、D沢あたりに5人くらいのヘッドランプが見えていたので、我々より早く出ている班はいるのだろう。B沢の下にも後続が2人程度見える。

4:10、Bガリー大滝の登攀開始。暗がりの中をかち子がヘッデン登攀で進んでいく。まだ薄明かりにもなっていないので怖かったらしい。(そりゃそ~だろ)

うりゃ~、ヘッデン登攀

2ピッチ直上し、左側へ詰めていくがCガリーへのトラバース地点の目印のロープが見当たらない。少し薄明るくなってきたので上へ下へと探ってみるが、どうやら結構傾斜がきつくて悪い所を詰めたところが正解らしい。ロープは結局なかったので、そんなのはアテにしないことにしようという話になった。

Cガリーへの樹林帯トラバース(写真がよくわからんが・・・)

5:10、Cガリーをトラバースする。向こう側からもう1パーティやってくるが、少しこっちの方が早い。ヒドゥンスラブの目印の「4」を探していると、別パーティの方が「上に詰めたあたりにあるはず」を教えてくれた。我々を先に行かせてくれて、答えも教えてくれるなんて、なんて優しい方なんだろう!

Cガリーのトラバース、それほど難しくなかった

5:15、ヒドゥンスラブを登る。ロープは出したがあまり難しくなかった。

ヒドゥンスラブ、写真を撮り忘れたので後続パーティを盗撮

5:25、ヒドゥンスラブから踏み跡をトラバースすると第4尾根主稜の取付きに到着。なんと1番のりだ!「よっしゃ~、これで渋滞させることはあっても、巻き込まれることはないね~」ということで少し余裕を持って登攀準備を始める。振り返れば日の出と富士山、幸先がいい。

ご来光、その右には富士山がド~ン

5:36、1ピッチ目、最初のクラックが核心、足ジャムで超えてしまえばあとは問題なし。トップはかち子、ガンバ~。

1ピッチ目の出だしを登るかち子

2ピッチ目は階段状の岩場、樹木や岩でロープが屈曲しないよう注意が必要。

2ピッチ目を登るfumi

3ピッチ目は緩傾斜のクラック、右へ回り込んでスタートしたような気がする。

3ピッチ目を登るfumi

4ピッチ目、フェースからリッジ手前までの短めのピッチ。あまり記憶がないが、支点が取りづらそうで、ピナクルで支点を取っていた気がする。

4ピッチ目を登るかち子

5ピッチ目は三角形の垂壁からリッジへ。このあたりから高度感が出てくる。

5ピッチ目の垂壁

右へ回り込んでいく

5ピッチ目のリッジ、その先にはマッチ箱が

5ピッチ目のリッジの先にはマッチ箱があり、そこで懸垂下降を行う。懸垂ポイントは2ポイント程度あり、上のポイントは残置ロープではなくて綺麗なボルトが打ってあった。

懸垂下降中のfumi

懸垂下降後の6ピッチ目、ここでfumiにトップを交代する。6ピッチ目は右のクラックを登るような記録もあるが、スラブを登って行った。

6ピッチ目のスラブを登るfumi

7ピッチ目は左の草付きのルンゼ状を登るか、右のリッジを登る。右のリッジは1手が悪いが、その先は気持ちよさそう。左側からリッジに取り付くより、正面からリッジに取り付いたほうが良さそう。

7ピッチ目の悪い1手を超えた後、核心部は写真取り忘れ~

リッジの先には枯れ木テラス

7ピッチ目の枯れ木テラスの枯れ木は既に古くなっており、支点には使えない。上にハーケンと残置ロープがあったので、そこで支点を取る。ここからは崩壊している部分が良く見える。

崩壊箇所、広範囲過ぎて写真に納まらず

8ピッチ目は崩壊箇所のトラバース。ハンドトラバース気味に進むが、手も大ガバで足場もしっかりとあるので安心。トラバース中断で岩の切れ目があるので、そこが少し怖い。切れ目の向こうにピナクルで支点を構築してもらえると後続も安心。

8ピッチをトラバースするかち子、バックに八ヶ岳

9ピッチ目はラスボスの城塞ハング。4ピッチ目の垂壁のあたりから良く見える、右側へ右上しているように見えるチムニーがそれである。

4ピッチ目の終了点から見た城塞ハングのある岩塊

9ピッチ目はかち子が「どうしても登りたい」ということでリードを交代。3人登攀でのトップ交代のロープ手順もあらかじめ打ち合わせしておりスムーズに交代できた。

チムニーの下部は難しいと思うが、さすがのかち子は難なくリードしていった(笑)。

城塞ハングの下部

難なく抜けていった

9:20、城塞ハング通過~、今日の第4尾根主稜一番乗り~。

北岳バットレス制覇~

「やった~!」と歓喜し、乾いた喉を潤し装備を片付ける。アプローチシューズに履き替え標高差150m程度を山頂に向かう。

なるほど、ここに出るのか・・・

多少傾斜のある踏み跡を登り、岩塊とハイマツの隙間を抜けると登山道に合流した。

あとは山頂まで行き、記念撮影。時間は10:15。

バットレスからの北岳登頂に成功~

さて、予想以上に早く辿り着いたがこれからどうするか・・・。肩ノ小屋に下りてビールで軽く乾杯という手もあるが、せっかく時間もあるので「八本歯のコルから下ってバットレスの全貌を見ようや」との提案に皆んな賛成、ビールはお預けして八本歯のコルを下る。

八本歯のコルへ、なかなかの急坂

途中途中で止まり、「あれが横断バンドや」「あれがd沢か?」「まだバットレス渋滞しとるやん」「あーガスが出てきた!」との悪い3人がそれぞれの視点でバットレスを堪能した。果たして見えているものが一致しているのやら・・・(笑)。

ガスに包まれるバットレス第4尾根

13:30チンタラ歩いてベースキャンプに到着。歩き班はまだ到着していない。午後になっても晴天は続いおり、おそらく天候が良い方向に転進し八本歯のコル方向から下山しているのだろう。待てないので3人で乾杯~。くぅ~、こんなに浸みるビールは初めてかも!16:30頃歩き班2人も帰ってきて、5人で山行の打ち上げ、皆んな目標を達成できて良かった(^o^)。名残惜しいが20:00就寝。

(9月18日)

男子5:20起床、女子のテントはまだ起きてない。食材があまりに残っているので、「せっかく担いだのにもったいない」ということで、朝食を食べてから下山する。男子で朝食のパスタを準備をする。出来上がる頃に女子を呼んで6:00朝食タイム。あまり早く下りてもバスが無いので急かすことなく準備をする。

5人で記念撮影、さて下山しますよ~

7:20計画通りの時間に下山開始、ゆっくり歩いても10:00広河原到着。食材と飲み物が無くなった分だけ、さすがに下りは楽勝だった。

広河原に到着~、Yeah~!

始発のバスにも乗れたが、乗り合いタクシーの営業魂に乗せられてタクシーに乗ることにした。(結構ヘトヘトで、ザックの積み下ろしがタクシーの方が楽だったので・・・)

芦安の日帰り温泉で汗を流し、甲府の駅で山梨県クラフトビールの「宇宙ビール」を購入、山梨県のグルメ「ほうとう」と言うのを食して、とりあえず山梨県も堪能する。

山梨のグルメほうとう(写真は南瓜ほうとう

13:00過ぎに甲府駅で1人をデポ、広島を経由し山口まで走る。途中、3連休の終日で京都が渋滞していたことと、山陽自動車の播磨JCTあたりで通行止めだったこともあり、山口市に帰宅したのは午前3時頃だったような気がする。

久々のビックウォール山行と初めての一緒に登るメンバーばかりで、なかなかドタバタした山行だったが天気も良く、狙ったものは全てこなせたので、120点満点の山行だった。こんな充実した山行は無いかもしれないが、機会があればまた行きましょう!(次回は早月尾根+チンネ左稜線ですかね・・・)

二谷(三段峡) 沢登り

メンバー:dai、fumi

福山の悪友からの誘いで二谷(三段峡)を遡行。そろそろシーズンも終わりなので遡行しがいのある沢に誘ってもらってラッキーだった。

二谷(三段峡)の軌跡

7:30戸河内ICに集合し三段峡へ。装備を整え8:00出発、ぐる瀬手前の東屋から入渓して8:40二谷スタート、雨も降り、洞窟みたいな場所もあり、なんとなく薄暗く冒険的な感じ。

雨も飛沫も同じ、濡れながらガンガン進む

最初からボルダーチックで息が上がる。F1~F3は適当にこなし、10分ほどでF4の黒滝へ到着。スラブチックな登りなのでフェルト靴の自分が下部をリードする。上部の落ち口のトラバースはfumiが難なくこなす。

F4の黒滝、右側を登る

F4を超えた後は小滝をこなして最終F11のひな壇を目指す。途中右から支流が入り込むが、水量から判断して左が本流だろうということで左を進む。この沢は支流が多いので注意が必要だ。

小滝も楽しい

10:10、F4がボスと勘違いしていた自分にいきなりF8が姿を現す。右側を登り下段でトラバースだと打ち合わせしたが、fumiが上段トラバースに変更。上段は支点がないのでハーケンで支点を構築する。

F8の上段トラバース、冷たそう・・・

見事にトラバース、手がかりはあるが足元が見えない

10:50、続いてF9。泳いでチムニーを登るとあるが、おそらく左岸側のチムニーだと思われる。

ここからでは見えないが右にチムニーがある

空荷で挑戦してみるが、水面からの下部が上がれないので断念。右岸側のスラブチックな草付きを登る。

F9は左の草付きを登る、雨が降っているので結構怖い

11:50、F10へ到着。登るラインは分かるが水量が微妙に多いかも。右の水際を飛沫を受けながらfumiがリード。支点構築に時間がかかるがなんとか登りきる。

F10、なかなか厳しい登攀となる

F10以降、左右から支流から入り込むので地図を確認しながら本流を進む。そして12:25、やっとF11。ひな壇と呼ばれているらしい多段の滝に到着。

F11、ひな壇の滝、インスタ映えスポット?

腹も減ったのでパンをかじりながら大休止。大休止後は少しヌメるがフリーで好きなルートでF11を超える。

F11ひな壇の突破

ひな壇でほぼ二谷は終了。次は林道を目指す。意外と小滝が続き、相変らず二俣のシチュエーションが出てくるが的確に判断しながら林道を目指す。

水量が少なくなり、傾斜が増す

段々と水量は少なくなり、13:15、標高1,000m弱で林道へ突き当たる。

林道、到着~

草ボーボー、既に成長した檜のある林道を下り、登山道を目指す。

30分少々林道を歩き、小一時間急傾斜の登山道を歩き、14:30三段峡駐車場へ到着。

なかなかの林道です!

最終的に9.3km歩いた。三段峡到着時には雨は上がっていた。

これが今シーズン最後の沢登りになるか否かは不明だが、ボルダーチックで登攀もあり、今の自分のスキルに適した良い沢だった。また来ることがあるだろう・・・。