山の自主トレ

中国地方を中心に山、沢、海で自主トレしながらアウトドアライフを楽しむ記録

鈴ノ大谷川・ナカノ谷 沢登り

メンバー:dai、shikaou

今シーズン2本目の沢登り、この沢の開拓者のshikaouの案内で鈴ノ大谷川・ナカノ谷へ。少し難しいがめちゃめちゃ難しいという感じではなく、また滝が連続してでくるため、登りごたえもある良い沢だった。次回は鈴ノ大谷川の本流側へ進んでみたい。

鈴ノ大谷川(ナカノ谷)の遡行図

大きな道路から鬱蒼とした林道へ入っていく

以前は入渓地点まで車で行けたそうだが、現在は雑草だらけでとても入渓地点まで入ることはできずに、橋の手前のきれいな空き地に駐車して装備を整える。7:30鈴ノ大谷川に入渓。

草をかき分けながら林道を進むsikaou

D1とF1を超える綺麗なゴルジュの中にすげぇ勢いのF2が出てきた。F2は登れないとのことで左手前から露岩を登る。

なかなかかっこいいF2、左手前を登る

F2を巻いて先へ進むとインクラインの橋が出てくる。昔の人はこんなの良く造ったとつくずく感じる。ちなみにインクラインとは傾斜面にレールを敷いて台車を動かして荷物を運ぶ装置のことらしい。

インクラインの橋を潜って進む、雰囲気が良いですね~

インクラインを過ぎF3、D3を通過。D3を直登しようと頑張るが、水量が多く今日は断念、大人しく左を巻く。

F3、たしか右を登ったような気がする

D3、水量が多く直登は断念

D3を過ぎて2俣になり、右側へ進むとナカノ谷。今回はナカノ谷へ。左の鈴ノ大谷本流の方がムズいらしい。ナカノ谷へいきなり小滝が連続する。しばらく直登できる楽しい滝が続く。

F6、これくらいの楽しい滝が続く

F9、水量が多いので滝芯は無理、右側を登った

8:30トポ図でいうF12に到着。12mのスラブ滝、取り付いてみるがツルツルで手がかりが乏しい。今回、sikaouは右から挑戦、結構ハードな巻きになってしまった。

F12、右から挑戦

「寒い、寒い」と辛いんだか楽しいんだか不明であるが、師匠はハーケンを駆使してじりじりと登っていくのであった。

F12の上部、水量が多くここから右へ高巻くが結構ハードな巻きとなった

 

なんとかF12をやり過ごす、ここだけ30分以上はかかった。水量が多くなければ左側が登れるような記録があったので、濡れていなければ左にルーファイできるのかもしれない。

ゴルジュの先のF13、これは水量が多くても無問題

9:30本日のラスボス、F14。左のラインを登っていくことは理解できたが、下部が非常に悪い。しばらくあれこれ触ってみるがシャワーを浴びまくりで寒いので師匠に交代。

本日のラスボスF14

さすがに師匠も寒いのだろう、ハーケンとスリングアブミで短時間で登っていく。後続はスリングアブミをどうやって外すのか悩んでいたら、師匠はちゃんと後続用の手持ちスリンを作って上がってくれた。さすが師匠、勉強になりやんす。

ハーケンとカムで支点を構築、見るからに寒そう(笑)

ここまで上がると水流の影響もなくスルスル進める、さすが師匠

ラスボスのF14を超えた後も直登できる滝が続き、約1時間の遡行が続く。

F17だったかF18だったか、手がかりはしっかりあった

11:00だんだんと水流は細くなり、やがて樹林帯へ突入。

やがて水流は細くなり

途中、二俣っぽい所へ出たが、今回は左へ進む。(途中で地図を落として、あとは感覚で登る)

なんか造成地が出てきた~

11:20なにやら大掛かりに人の手の入った場所に出てきた。どうやら林道を整備しているようだ。この林道を南へ下りていき、途中から加藤先生の作った新道を下りれば最短で入渓地点に戻れるらしい。(林道をそのまま歩くとかなり大回りになるらしい)

ここを入っていく?小さくピンクテープ有り

ぺちゃぺちゃ話しながら林道を歩いているので、当然、小さい目印は見逃す。300mほど行き過ぎてまた戻る。「目印、小っさ~(笑)」。笹の中へ突っ込むと、中は獣道っぽい歩き道がある。丁寧に小刻みにピンクテープも付けられており、そのテープに導かれながらインクラインの軌道に出ることができ、あとは入渓地点に戻る。

こんなところにもインクラインの跡が遺跡のように建っている

12:50入渓地点に到着、林道を少し歩いて駐車スペースまで戻り昼過ぎに解散。

広島からは少し遠いけど、遡行のしがいのある楽しい沢でした、チョイスありがとうございました!次回は本流へ行きましょう(^_-)-☆

入渓ポイントの空地へ帰還~